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2015.11.19

【体験コラム vol.6】グローバルを改めて考える

今日はちょっと真面目にグローバルというテーマについて考えてみます。

先日悲しい事件が起きてしまいました。
これについて個人的な意見を述べるつもりはないのですが
相互理解ということが平和の大原則であることは普遍的なことだと思います。
そのためにはお互いが理解し合う姿勢が必要だし
言語はそのための一つのツールです。

話しは変わりますが、少し前に最寄駅から電車に乗る際に2人の外国の方に声をかけられました。
「新宿に行くにはどうしたらいいんだ?」
というシンプルな質問だったのですが、
直行の各駅停車で行くより、急行を乗り継いだ方が早いということを
うまく説明しきれず、結局自分も新宿に行くので一緒に行こう、
と言って急行の電車に乗りました。

そこで以下のようにノートに書きながら伝えたかったことを片言の英語で伝えたのですが
ちゃんと理解してくれ、その後彼らの訪日の理由や新宿でやりたいことなど、たくさん会話をしました。

2015-10-13 17.02.44

最初のお題に比べるとすごく小さなテーマに思えますが
この片言の英語のコミュニケーションは今まで受けてきたどんな英語の授業よりも
面白くてためになりました。

それは、
 ・相手を理解しようとする姿勢があること
 ・伝えたい内容があること
 ・それを相手が求めていて理解しようとしてくれること
の条件が揃っていたので
コミュニケーションが成り立ったのだと思います。

ちなみに彼らはチェコ人の音楽家で
私ほどひどくはないですが、向こうも英語は流暢ではなかったです。
それでもたくさん話をしたし、分かり合えたのはこの3つが揃っていたからかなと思います。

グローバルというと言葉が大きいですが
コミュニケーションとしては日本人同士と同じで、
それが文化・背景が異なる人同士で行うかどうかだと思います。
その時に異文化であれば相互理解ということが前提になります。

歴史などの深い背景があれば一筋縄ではいかないとは思いますが
過去に縛られない子ども達だからこそ、
本当は英語の授業の前にこういう体験をさせるといいのではないかと思います。
異なる文化の相手と理解しあい、何かを伝える楽しみを体験をした上だと
より相手を知ろうとしたり、言語を学ぼうとするのではないかと思います。

何を今更当たり前のことを、と思われるのかも知れませんし、
言うは易く行うは難し、だと思うので、
できればGifte!のグローバル体験はこういうアプローチを体感できるものを作ってみたいと思います。

長文で失礼いたしました。
何かご参考になるものがあれば幸いです。