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2016.01.31

【体験コラム vol.10】アスリートと坐禅に通じること

ちょっと特別な本物体験を目指すGifte!では、先生もプロフェッショナルな方にお願いしています。
今日なそんな中で全く異なる体験で、全く同じことを言われていたお話しです。

1つは昨年末に行ったFIFA国際審判員、家本さんのサッカー教室。
家本さんは日本を代表する審判で国際試合での経験も豊富です。
世界のトップアスリートを誰よりも近くで見てこられた中で
本当に大切な体の使い方を教えてくれます。

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もう1つは同じく昨年末に清澄庭園で行った坐禅体験。
教えてくださった前田禅師は曹洞宗 高雲山 十和田観音寺のご住職で
禅を広められる活動を精力的に行われています。
坐禅や禅問答を通して本当の自分と向き合うための精神世界を教えてくれます。

禅師

この肉体と精神という全く異なるアプローチの体験で
その世界を極めた家本さんと前田さんが全く同じことを言われていて驚きました。
それは体の中心と、その姿勢についてのお話しでした。

サッカーの家本さんは体を動かす「始動点」、
坐禅の前田さんは精神を統一する「集中点」という言葉を使われていたと思いますが
それはおへその下にある「丹田」という場所でした。
これだけだったら、なるほど、という感じですが
そのあと体と心を研ぎ澄ますための姿勢が全く同じ表現で驚きました。

まず前述の丹田に力を入れた上で
「背筋を伸ばし、肩の力を抜き、頭を上から糸で引っ張られるイメージ」で
凛とする姿勢を、家本さんは始動の際、前田さんは集中の際に
心がけなさいと言われていました。

この表現がお二人とも全く同じだったので
一つの道を極めると行き着く先は同じなのかと感心しました。

あとで家本さんと会話することがあり
このことを伝えると、まったくの初耳だったそうで
とても興味深く受け止めてくださいました。

私の表現だとなかなか上手く伝えきれず
やはり体験してみないと分かりにくいとは思いますが
この点以外にも他の全く異なる体験の間で
先生のお話が共通することはよくあります。

本物体験を揃えたからこそ
普遍的かつ本質的なことが出てくるのだと
勝手に思っておりますが
ぜひこのような大切なことを
今後も体験を通じて子ども達に伝えていくお手伝いができればと思いました。

ちなみに坐禅体験はこの春休み3/30(水)に開催されますので
もしご興味あれば是非いらしてください ^^

https://miray-school.co.jp/adventure/1195